●舎利弗(しゃりほつ)
釈尊在世中の十大弟子の一人で、智慧第一といわれます。もと目連と同じく六師外道の1人サンジャヤの弟子であったが、仏弟子阿説示(アッサジ、五比丘の1人)の威風堂々たる行乞の姿を見て感銘をうけ、目連と共に250人の弟子を引き連れて、釈尊の弟子となる。教団の中堅的地位にあったが、釈尊より早くなくなる。法華経譬喩品では、華光如来になると授記されています。
六師外道(ろくしげどう)
紀元前5世紀ころ、お釈迦さまと同時代に、中インド地方(ガンジス川中流域)で活躍した6人の有力な自由思想家のこと。仏教の側からみて異端の思想家であることから外道という。
行乞(ぎょうこつ)
十二頭陀(ずだ)の一。僧侶が乞食(こつじき)をして歩くこと。托鉢(たくはつ)。
参考資料
『日蓮宗事典』
『日本大百科全書(小学館)』
『大辞泉』
