●富楼那(ふるなみたらにし)
富楼那弥多羅尼子 (ふるなみたらにし)という。略称として富楼那という。
釈尊在世中の十大弟子の一人で、他の弟子より説法が優れていたので、説法第一といわれる。釈尊と同じ日に生れる。ヴェーダに精進していたが、釈尊が出家するや、その友人三十人と共に出家し、雪山で苦行する。釈尊が成道したのを聞いて、弟子となり、九万九千人を教化したといわれる。
ヴェーダ
インド最古の宗教文献。バラモン教の根本聖典。インドの宗教・哲学・文学の源流をなすもので、その起源は前1500年頃インドの北西に移住したアーリア民族が多数の自然神に捧げた賛美に発し、以来一千年の間に成立。
成道
仏の悟りを完成すること。
参考資料
『日蓮宗事典』
『広辞苑』
他
