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ちおういんブログ


●『四諦(したい)』

声聞を求める者、すなわち仏道修行の初歩の者のために説かれた教え。四諦とは苦諦(くたい)・集諦(じったい)・滅諦(めったい)・道諦(どうたい)。

苦諦=迷いのこの世はすべて苦であるという真理。
集諦=苦を集め起こす原因は煩悩や執着であるという真理。
滅諦=煩悩や執着を消滅することが悟りの境地であるという真理。
道諦=苦の消滅した境地にいたるに八正道(はっしょうどう)の正しい修行によらなければならないという真理。

道諦の『八正道』とは
正見(しょうけん)=四諦を覚知した(悟り知った)正しい見解。
正思(しょうし)=正しい思考すること。正しい意業。
正語(しょうご)=正しい言葉を語ること。正しい口業。
正業(しょうぎょう)=正しい身の行いすること。正しい身業。正思(意業)・正語(口業)・正業(身業)が働けば正見を成就する。正見とは相互依存関係にある。
正命(しょうみょう)=正しい生活。身口意の三業を清浄にして正しい生活すること。
正精進(しょうしょうじん)=正しい努力。
正念(しょうねん)=正しい思念。正見という目的を常に心に留めて忘れないこと。
正定(しょうじょう)=正しい禅定。正しい精神統一によって清浄な悟りの境地に入ること。


参考資料
日蓮聖人遺文辞典 教学篇』
『法華経大講座』
 他


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