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ちおういんブログ


●提婆達多(だいばだった)

調達(ちょうだつ)ともいう。斛飯王(こくぼんおう)の子で阿難の兄、釈尊の従弟にあたる。釈尊に従って出家したが嫉妬わがままの心があり、大衆を誘惑して新教団をつくり、阿闍世王(あじゃせおう)とともに釈尊に敵対して種々の危害、三逆罪『出仏身血、殺阿羅漢、破和合僧』を犯した。その結果、遂に提婆達多は生きながらにして地獄におちた。しかし、法華経提婆品では提婆達多との過去世の因縁を明らかにし、提婆達多こそ釈尊の修行時代の師であり、千年の間仕えて修行したお陰で成仏することが出来たと説き、その功徳によって提婆達多は遠い未来に天王如来といわれる仏になるであろうと成仏の保証を与えられている。 


三逆罪(さんぎゃくざい)
提婆達多が犯した三逆罪は以下の通りである。
●破和合僧(はわごうそう)とは、釈尊の教団を出て分派活動を行った。
●出仏身血(すいぶつしんけつ)とは、山頂から大石を落として釈尊の足の指から出血させた。
●殺阿羅漢(さつあらかん)とは、釈尊を殺さんとしていた所を蓮華色比丘尼にとがめられ、彼女を鉄拳で殺した。


参考資料
『日蓮宗事典』
『日蓮辞典』
『ウィキペディア フリー百科事典』
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