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ちおういんブログ

●弥勒菩薩(みろくぼさつ)

釈尊の次に仏陀となるべき菩薩で、釈尊滅後、五十六億七千万年経った時、上方の兜率天からこの世に下生して仏陀になるといわれる未来仏である。釈尊滅後は弥勒菩薩のみが仏陀となって衆生を救済するのであるから、その出現は、あたかもメシア(救世主)のように待望されて、弥勒信仰が形成された。因みに法華経普賢品では、この経を書写し読誦する者は死後兜率天の弥勒のもとに生れると説いている。


兜率天(とそつてん)
六欲天の第四天のこと。この天は七宝の宮殿で内外の二院があり、内院は将来仏となるべき菩薩の住処とされ、釈尊もかつてここで修行されたという。現在は弥勒菩薩が住み、釈尊の化益に洩れた衆生を救済するために説法し、外院は天衆の遊楽する処であるとされる。また法華経勧発品には「兜率開会」ということが説かれている。即ち爾前の諸経では、衆生の機根を調養するために兜率往生を説いたが、法華経に至って衆生の機根が熟したので、爾前の方便説を開いて真実に会入せしめ、法華経を説のごとく行ずる者が兜率天に往生すると説くことをいう。


参考資料
『日蓮宗事典』
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