●普賢菩薩(ふげんぼさつ)
文殊師利菩薩と共に釈迦如来の脇士。六牙の白象に乗って如来の右方に侍し理・定・行の徳を司る。また文殊菩薩と共に諸菩薩の上首となり常に如来の救済活動を援助する。法華経の勧発品には、東方宝威徳上王仏国より法華経の会座に来至し、四法成就を聴聞したのち、末法濁悪の法華経の行者を守護し、法を守ると誓っている。
日蓮聖人は、普賢菩薩は宝威仏の弟子、釈尊の行化を救済するためにこの世に来入すると述べている。
四法成就(しほうじょうじゅ)
法華経の歓発品に説かれる。
(1)諸仏護念 = 諸仏に護念されるを得る。
(2)植諸徳本 = 諸の徳本を植える。
(3)入正定聚 = 成仏が確定した位に入る。
(4)発救一切衆生之心 = 一切衆生を救う心を発す。
参考資料
『日蓮宗事典』
『日蓮聖人大辞典 教学篇』
他
