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●妙見菩薩(みょうけんぼさつ)

北斗七星を神格化した道教の神を仏教に取り入れて菩薩としたもので、北辰菩薩・尊星王ともいう。
姿は二臂あるいは四臂であるが、日蓮宗では日乾により創案された鎧を着て右手に刀をもつ姿が多い。国土守護、または長寿・眼病の治療に力を発揮するとされる。中世には関東の代表的武士である千葉氏など武家の守護神としても信仰された。日蓮宗系では大阪府の能勢真如寺や東京都の柳島法性寺などの妙見菩薩が有名である。


日乾(にちけん)
1560~1635。日蓮宗の僧。若狭国小浜の塚本氏の出身。京都本満寺13世。身延山久遠寺21世貫主。



参考資料
『日蓮宗小辞典』
 他

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