●釈尊涅槃(しゃくそんねはん)と宗祖降誕(しゅうそこうたん)
釈尊涅槃とは
2月15日、紀元前383年など諸説有る。お釈迦様は80歳の生涯を閉じられました。右脇を下にして顔は西に頭は北に向けて横になられた。お釈迦様が入滅されると、季節はずれの沙羅双樹の白い花がいっせいに咲き、お釈迦様を覆ったと伝わっています。また弟子や天女の他、動物や虫たちも集まり、お釈迦様の入滅を嘆き、木々も悲しみの余り枯れたといいます。
宗祖降誕とは
2月16日、貞応元年(1222年)日蓮聖人は、安房の小湊で誕生されました。その折り庭先から泉が湧き出し、浜辺に蓮の花が咲きほこり、海には鯛が飛び跳ねたという奇瑞が伝えられています。
妹尾の盛隆寺では毎年、2月14日の午後6時より釈尊涅槃会法要は行われます。2月16日午前8時より宗祖降誕会法要が行われます。時代の差はかなりありますが、お釈迦様が入滅された次の日にちに日蓮聖人が誕生されたということに、不思議なご縁を感じざるをえません。