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『一念三千』その二

日蓮聖人は一念三千の出処は十如実相であるけれども、それを成立させる意味は妙法蓮華経の如来寿量品第十六を待たなければならないとするのです。寿量品に至ってお釈迦さまの久遠の過去における絶対仏の法門(久遠実成)が説き顕されたのです。仏界以外の九界も無始の仏界に具わり、仏界も無始の九界に具わって『真の十界互具・百界千如・一念三千』が顕されたとするのです。
このような原理論から日蓮聖人は一念三千を修することは、南無妙法蓮華経を受持することであり、そして南無妙法蓮華経を信じ唱える処に一念三千が実現するということが説かれるのです。


参考資料
『日蓮辞典』
『日蓮聖人遺文辞典 教学編』
『宗定 日蓮宗法要式 平成版』
 他

 
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